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●歴史的な環境保存(町並み) れきしてきなかんきょうほぞん(まちなみ)

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 近年,全国各地に残っている古い町並みが,急速に破壊されている。特に昭和30年代から,経済の高度な成長により,国土の再開発が進み,都市では巨大な建築物が連立し,かつての,その地方独特の都市の個性が失われていった。

 その現象とは逆に,古い町並みを周囲の環境と合わせて保存していこうとする住民運動も起こってきた。 1968年,古い面影を残す金沢の町並みを守ろうと,市が定めた条例を初めとし,多くの市町村で,良き環境を残そうとする行政措置が講じられるようになった。

 文化庁でも,1975年,文化財保護法を改正し,町並み保存のための法令を整備した。

 その第2条では,「周囲の環境と一体をなして歴史的風致を形成している伝統的な建造物群で,価値の高いものを伝統的な建造物群と名づけ,文化財の一種に位置づける」とされている。

 倉敷市倉敷河畔,長野県南木曽町妻籠,京都市祇園新橋など,現在重要伝統的建造物群保存地区に指定され,その町並みの個性を生かした保存計画がたてられている。