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●日ソ領土問題 にっそりょうどもんだい

アジア 日本 AD 

 北海道東部の国後・択捉・色丹・歯舞(諸島)のいわゆる北方4島の帰属をめぐる日ソ間の領土問題。第二次世界大戦末にソ連が4島を軍事占領し,1956年の日ソ共同宣言色丹・歯舞2島の日本への変換が申し合わされたが,1960年の日米安保条約改定によってソ連側が姿勢を硬化,領土問題は解決ずみで存在しないとの主張に転じた。以後,1985年からのゴルバチョフ政権初期まで基本的な変化はなかった。ソ連の新思考外交が展開した1988年頃から徐々に関係が改善され,領土問題を含めた日ソ平和条約の締結が具体化し始めた。1991年4月の共同声明には,1956年の日ソ共同宣言を尊重しつつ,4島を対象とする領土問題の解決をはかることが明記された。7月には米国もソ連へ同問題の解決を要請し,日本からの食糧や技術的支援の推進と並行で問題解決への努力が続いている。8月のソ連クーデター事件をうけて,9月からはロシア共和国がその交渉を主導する形勢になっている。