●チェルノブイリ原発事故 チェルノブイリげんぱつじこ
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1986年4月26日,ソ連ウクライナ共和国キエフ市北方にあるチェルノブイリ原子力発電所4号炉で起きた事故で,無許可でタービン発電機の慣性回転を利用して電力を発生させる実験中,原子炉の自動停止装置,安全装置を遮断したうえ,制御棒をほとんど全部引き抜いたために出力が急上昇し,暴走状態となった。大量の蒸気が急激に発生して爆発,さらに水素爆発が起きて大量の放射性物質が放出された。事故を起こした黒鉛減速軽水冷却沸騰型(BBMK 出力100万kW)は,ソ連が独自に開発した炉で,安全性が不足する設計ミスに人為的ミスが重なって事故が起きたといえる。この事故で放出された放射能は,希ガスを除き約5000万キューリー。ウクライナ周辺やヨーロッパの各地を汚染し,一部は風に乗って日本にも達した。消防士など31人が直後に死亡。周辺30kmの住民約13万5000人が退避した。1990年に至っても白ロシア共和国100万人の避難をきめるなど,その影響が続いている。