●ワフド党 ワフドとう
アフリカ エジプト・アラブ共和国 AD
エジプトの民族主義政党。第一次世界大戦後,パリ講和会議にエジプトの「代表団(ワフド)」を送るため始まった運動を発展させ,サアド=ザグルール(1857〜1927)が1918年に設立した政党。エジプトの計画的な平和手段による独立を主目的にした。1924年の第一次ワフド党内閣では,サアド=ザグルールが首相となり,当時のイギリス労働党内閣首相ジェームス=マクドナルドとエジプトの独立交渉を行った。サアド=ザグルールの死後,1927年ムスタファー=アンナッハースが党首となり,1927〜1930年・1936〜1937年・1942〜1945年・1950〜1952年の4回ワフド党内閣をつくった。その間ワフド党は分裂を重ね,1922年には自由立憲党ができた。ブルジョワ政党色を強めたワフド党は1936年にイギリス-エジプト同盟条約を結んで,イギリスとの関係を強めたため大衆の支持を失い,翌年サアド党ができた。その後新ワフド党ができ活発な政治活動をしている。