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●和糴 わてき

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 中国において,政府が人民を強制せず,その合意を得た上で,現銭で主に米穀馬料を人民より買い入れること。和糴は早くから存在したようであるが,唐中期以後とりわけ盛んに行われるようになった。唐中期以後,和糴が盛んになったのは,安史の乱以後,西北辺の吐蕃などに備えるべく駐屯させた大兵に糧食を給付するために,関内・河東・河西・隴右において民間の穀物を買い上げたのに始まる。和糴は本来民間の同意を得た上で買い上げるという趣旨であったが,宋代にはその趣旨から外れて,政府が合意を得ぬまま価格を市価より低くしたり,代価として会子・関子・度牒・官告などを与えたりした。さらにひどい場合には,米穀馬料を無償でまるで正税のように納入させたり,現物ではなく現銭に代えて納めさせたりした。その結果,農民の生活を圧迫するようになった。