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●ワッハーブ派 ワッハーブは

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 ムハンマド=ブン=アブドゥル=ワッハーブの創始になるイスラームの一宗派。自らは,ムワッヒドゥーンと称す。復古主義的立場からイスラームの純化を説き,イスラーム近代改革運動を開始した。法学上はハンバル派の系統に属している。スーフィズムに対して批判を展開したイブン=タイミーヤーの思想を継承,コーラン・預言者のスンナ・ハディースに基づく信仰の純潔さを強く求め,タウヒード(神の唯一性)とカダル(神の予定)を強調した。哲学思想やスーフィズムを初期イスラームに対するビドア(革新)とする立場を異端として排除し,とくに聖墓崇拝を厳禁した。ナジュドのサウード家は,ワッハーブ派の運動によって勢力を拡大し20世紀初めにサウディ=アラビア王国が形成された。その結果,ワッハーブ派はアラビア半島におけるイスラームの主流となり,イスラーム圏各地域の改革運動にも大きな影響を与えた。