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●若年寄 わかどしより

アジア 日本 AD 

 江戸時代の幕府の職名。老中に次ぐ要職。この呼称は,年寄すなわち老中に対して若年の年寄であるということに由来する。1634年(寛永11)に松平伊豆守以下6人に旗本以下のことを分掌させたことに始まり,1638年(寛永15),若年寄衆と呼ばれるようになったとされる。定員は3〜5名で,小禄の譜代大名の中から任ぜられることが多く,月番制で執務に当たった。一時期を除いては幕末まで常に置かれた役職であった。職務の内容は二つに大別される。一つは,老中とともに幕政を司ることであるが,老中と比べてその政治的な権限ははるかに弱かった。もう一つは,老中・留守居・三奉行などが管轄としない諸役人,とりわけ旗本。御家人の指揮監督や,江戸城中の事務を行うことである。そのため若年寄を旗本支配と呼ぶこともあった。若年寄は,将軍の世子が住んでいる西丸にもその庶務を統括するために置かれたが,これを西丸若年寄と呼んだ。