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●若狭 わかさ

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 福井県の西南部に位置し,約80%は森林,前方は日本海に面し屈曲した海岸線をもつ東西に狭長な地域である。“縄文人のタイムカプセル”“若狭の小京都”と呼ばれる鳥浜貝塚・小浜など文化財も多い。“わかさ”は,允恭天皇のとき,稚桜部臣荒礪命が国命に任命されたことによるとされるが,“若狭”の用字は,平城京出土の713年(和銅6)の木簡が初見で,三方・遠敷・大飯の三郡より成る。鎌倉時代は北条氏の得宗家領として相伝,南北朝の争乱を経て守護一色氏の支配を受け,同氏滅亡後は武田氏が守護職に補され,朝倉氏に攻められるまで続く。1634年(寛永11)に入部した徳川の重臣酒井忠勝は,京極高次の築いた小浜城に拠り,若狭(9万2,000石)・越前敦賀郡・近江高島郡の11万3,500石を領し,14代約240年間支配した。廃藩置県では小浜県に,のち敦賀県・滋賀県を経て,1881年(明治14)2月7日越前と併せて福井県となる。滋賀県への復県運動もおこり近畿圏との関係が深い。