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●淮勇 わいゆう

アジア 中華人民共和国 AD 

 中国,清末の郷勇の一つで,太平天国に対する反革命の軍隊。淮南地方から募集されたので淮勇と呼ばれる。1861年(咸豊11)曽国藩の命により,李鴻章が,その故郷安徽省合肥県等の団練から湘勇に倣って一軍を編制した。以後,李鴻章の指揮下に活躍し,上海に進出し江蘇の太平軍を倒し,江南の諸城を回復し,1860〜1868年には捻軍平定の主力となり,1868年ころには陝西イスラーム教徒の反乱を平定した。李鴻章が直隷総督・北洋大臣になると彼の勢力の基盤となった。淮勇は,近代的な装備をもつ清朝最大の軍隊であり,その特徴は,統率者の血縁者を幹部として組織され,同郷的・同族的結合関係にあり,李鴻章と私的結合関係をもった。しかし日清戦争においては壊滅的な打撃を受け,牙山・成歓・平壌・旅順などに破れて敗退し李鴻章も政治的権力を失墜した。戦後淮勇は聶士成の配下となったが,一部は袁世凱の軍隊に編入された。前老は義和団のとき連合軍に破れ壊滅した。