●ロンバルディア同盟 ロンバルディアどうめい
ヨーロッパ イタリア共和国 AD1168 両シチリア王国
叙任権闘争後,権力の空白状態にあるイタリアを,帝国の支配権下に秩序づけようとしたシュタウフェン王朝の再建政策に抵抗するために結成した北イタリア都市同盟。フリードリヒ1世の第2回イタリア遠征(1158〜1162)からつねに制圧すべき対象にされたミラノは,すでにヴェロナを中心に形成されていた反皇帝都市同盟(1164)に倣って,1168年,上記の同盟と合体した北イタリアの16都市でロンバルディア同盟を結成し,重要軍事拠点に都市を築いた。アレッサンドル3世が同盟を仲介・支援したので,この教皇の名をとってアレッサンドリアとした。1173年,反ミラノ的・親皇帝的であった都市も同盟に加わり,31都市から成るこの同盟はナショナルな性格を帯びた。1176年レニャーノの戦いで同盟軍は皇帝軍を破り,まず教皇との和解(1177年ヴェネツィア和約)後,1183年コンスタンツの和約で,同盟側は形式的に皇帝の宗主権を認める代わりに,同盟の存続とこれまでのコムーネの自治権を公式に認めさせた。同盟は1208年オットー4世に対し,1226年フリードリヒ2世に対し更新される。この間各地に都市国家群が確立していくが,危機が去ると都市国家内の党派争いや都市間の敵対関係が激化し,同盟は消滅した。