●ロンバルディア
ヨーロッパ イタリア共和国 AD
北イタリアのパダーナ平野の中央に位置する州。面積2万3,850平方km,人口894万1,704人,人口密度375人/平方km。一般的には中央アルプスとポー川の間とティチーノ川とミンチオ川の間を示すが,行政的には少し異なる。近代的な農業・商業・産業が繁栄し,周辺農村部だけでなく南イタリアからも人口流入があり,人口密度の最も高い州となる。地名はランゴバルド族に占拠された地域をビザンツ人が“ランゴバルディア(Langobardia)”と呼び,後に「ダンテの時代」イタリア語で“ロンバルド(Lombardo)”と呼ぶようになって今日の地名となった。フランク朝後,神聖ローマ帝国の支配下に入るが,自由コムーネの組織が他の地域よりもより急速に実現し,中心がパヴィアからミラノに移る12,13世紀には,都市同盟が皇帝と戦い勝利を収めた(1176)。また都市国家はシニューリア体制に入るのも早く(13世紀),ヴィスコンティに次いでスフォルツァが,ミラノを中心にした強力な領邦国家体制をつくりあげる。しかし,このルネサンス期の輝きは,後にフランス・スペイン・オーストリアの支配下で光を失い,1859年イタリア王国に併合された後に産業が発展し,資本家と農民・労働者プロレタリアートが生まれ労働運動が活発な地となる。