●ロンバード街 ロンバードがい
ヨーロッパ 英国 AD
ロンドンのシティーにある通りの名称で,大銀行・ビル=ブローカー・マーチャント=バンクなどが集中しているイギリス金融市場の中心地。割引市場をもつことを特徴とする。この地名は,ノルマン征服以来金融業者として活動していたユダヤ人が,1290年エドワード1世によって追放された後,すでに渡来していたロンバルディア人がこれに代わってこの街に定住し各種の金融取引きに活躍したことに由来する。その後14世紀後半からイギリス商人が台頭し始め,とくに金融面では17世紀中ごろからゴールドスミス(金匠)が進出して銀行業者として成長し,金融の中心地を形成していった。19世紀に入ってから世界の工場としてのイギリスの国際的優位を背景にして,この街は世界の金融市場を支配したが,第一次世界大戦後はその地位をウォール街に奪われ地位は低下した。しかし1950年代末からユーロ=ダラー市場が成立するに伴って,再び国際金融の中心地として重要になっている。