50音順    検 索

●ロールシャッハ=テスト

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 スイスの精神医学者 H.ロールシャッハが1921年に『精神診断学』に著した人格診断検査法。画紙にインクを落とし二つに折り曲げてつくった左右対称の曖昧な図形が描かれた,10枚の刺激図版から成っている。被検者は,一枚ずつ,「何に見えるか」をたずねられる。被検者は,これらの曖昧な刺激図版に対して各自の独特の見方で反応する。この反応のなかに願望・欲求・情動など反応する人の内面的な世界が露わにされるのである。反応に対する分析の角度は,図版の領域・決定因・反応の内容である。これらを量的・質的に分類し,被検者の人格構造や精神病理を明らかにしていく。今日まで,さまざまに検討・追試がなされている。ことばによる文化的制約がないことから,精神医学・心理学などの人格診断的利用に止まらず,文化人類学などの領域でも用いられている。