●ロモノーソフ
NIS諸国 ロシア連邦 AD1711 ロシア帝国
1711〜1765 ロシアの科学者・文学者。農民出だが苦学し,アカデミーの大学などに学びドイツに留学,1742年学者になって帰国,1745年最初のロシア人アカデミー会員になる。百科全書的学者で,物質の原子・分子構成概念,物質と運動の保存法則,多数の鉱物の起源の説明など,化学・物理・地学・生物学などの領域で世界的にも第一級の数多くの業績を上げた。文化面では教会スラブ語を制限,民衆語を基盤にロシア文語確立のため文語改革をし,この分野で初めての『ロシア文法』(1757)・『修辞学』を著し,かつロシア語の韻律に基づいて作詩法を『ロシア語作詩法に関する書簡』(1739)で完成した。優れた頌詩を書くなど18世紀の大詩人でもあり,またロシア語の三つの文体論を展開,古典主義を理論づけた。歴史では新しい国家起源説を唱え『古代ロシア史』(1766)を執筆,画才にも恵まれ有名なモザイク画『ポルタワの戦闘』などを残した。そのほか科学アカデミーを改組し,1748年ロシアで最初の化学研究所,また1757年モスクワ大学を創立するなど,ロシアの科学と学問の振興のために果たした功績ははかり知れない。