●ロマン=ロラン
ヨーロッパ フランス共和国 AD1866 第二帝政
1866〜1944 フランスの作家。ブルゴーニュ地方の小邑で生まれたがパリで教育を受け高等師範学校を卒業。イタリア留学後パリで芸術史・音楽理論を講義。劇作およびベートーベン・ミケランジェロ・トルストイなど偉人の伝記と並行して大河小説『ジャン=クリストフ』を発表,大きな反響を得る。第一次世界大戦が始まると反戦・平和を訴え,祖国からの批難や攻撃にも屈せず「戦乱を越えて」(1915)を初め幾多の論文によって人道主義の立場を堅持した。1922年から1938年まではスイスに逃れて雑誌「ヨーロッパ」を指導したり,反帝国主義,反ファシズムのさまざまな運動や国際会議に参加。傍ら第二の長篇小説『魅せられたる魂』を執筆。その他『ガンジー伝』を初めとするインド思想の源流の研究も行う。広い意味での宗教的博愛主義に基づく彼の反戦・平和の思想と行動は,20世紀前半のヨーロッパだけでなく日本をも含めた世界中においてその影響を及ぼした。1916年ノーベル文学賞を受賞。