50音順    検 索

●ロペス

南アメリカ パラグアイ共和国 AD1827 

 1827〜1870 パラグアイの軍人・政治家。首都のアスンションで生まれた。大統領カルロス=アントニオ=ロペスの息子で,18歳のときアルゼンチンのホアン=マヌエル=ロサスの軍隊を撃退するため軍を指揮した。1854〜1856年ヨーロッパ駐在全権公使。1862年父が死去,その後を継いで大統領となった。1865年国境紛争の解決を急いだロペスはブラジルに対して宣戦布告したが,ブラジルと三国同盟を結んだアルゼンチン・ウルグアイとも対戦することになった。パラグアイは敵の侵入を受け首都は略奪された。ロペスは人民を連れて山岳地帯に退却,そこで必死の抵抗を試みたがアキダバン川の岸辺でロペスはブラジル軍に捕えられ処刑された。「私は祖国とともに死ぬ」と叫んで彼は倒れたという。彼の死によって戦争は終わったが,パラグアイは5万5,000平方マイルの土地と人口の約半分の人命を失った。戦後一夫多妻制が認められたのはそのためである。

01