50音順    検 索

●ロッシュ

ヨーロッパ フランス共和国 AD1809 第一帝政

 1809〜1901 ベルクールの後任として,明治維新期に活躍した仏駐日公使。仏のグルノーブルに生まれ,1832年父親のいるアルジェに赴き,軍隊に入り通訳官として活躍した。約30年間北アフリカにおける植民地外交に従事し,その間タンジール・テュニス総領事を歴任した。1864年4月(元治1.3)日本駐在公使として着任した。彼の来日前年には英米仏蘭の連合艦隊による下関砲撃があり,仏は徳川幕府との交渉に積極的であった。彼は幕府を支持し将軍徳川慶喜を援護した。しかしそれは,ミカドを中心とする大藩連合政権への平和的変革という英の対日路線とは激しく対立するのであった。彼は幕府陸軍強化のため,仏軍事教練団の派遣・横須賀製鉄所設立・横浜仏語伝習所設立などに尽力し日仏貿易の発展に貢献した。徳川慶喜が将軍に就任すると,国政改革案を提出,幕府を中心とする統一政権の確立を建言し,対日積極策を更に推進しようとしたが,フランス本国の対日政策が消極政策に転換したため失意のうちに帰国,退官した。