●ロダン
ヨーロッパ フランス共和国 AD1840 七月王政
1840〜1917 パリの下町に貧しい官吏の子として生まれる。幼時からデッサンが好きで包装紙に一生懸命描いた。14歳で工芸実技学校に入学,自己の天分は彫刻だと悟り官立美術学校の入学試験を受けたが,3回続けて失敗し結局ほとんど独力で彫刻家フィディアスとミケランジェロにしぼってスタートした。しかし24歳のロダンがサロンに出品した『鼻のつぶれた男』の真意は全く理解されず無視された。それ以来実に12年の沈黙を守り,その間35歳でイタリア旅行,その翌年『青銅時代』を発表したが,再び誤解と不当な批判を浴びた。彼は近代彫刻の先駆者としての苦悩と栄光の開拓者としての孤独を過酷なまでに生涯を通して体験させられた。しかし文豪ユーゴーやボードレールから教えられ,弟子にブールデル・デスピオらが出た。代表作に『地獄の門』『考える人』『カレーの市民』(いずれも東京国立西洋美術館の前庭にある)『バルザック像』などがある。