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●露清秘密協定 ろしんひみつきょうてい

アジア 中華人民共和国 AD1896 清

 1896年,清国-ロシア間に締結された秘密軍事同盟。日本を仮想敵国とし日本がロシア・中国・朝鮮を侵略した場合,両国が相互援助を行うこと,有事の際,ロシア軍に清国軍港を使用させること(1〜3条),およびシベリア鉄道に接続して黒龍江・吉林を通過してウラジオストクに通じる鉄道を建設し,かつその鉄道利権は露清銀行に与えられること(4・5条)などが内容。日清戦争敗北後,日本に対抗するためロシアと手を結ぼうとする主張が清国官界に形成された。一方ロシア側は1891年に着工されたシベリア鉄道の中国領内通過により走行距離と工程を短縮することを願っていた。1896年ニコライ2世の戴冠式参列のためペテルブルクに派遣された李鴻章と蔵相ウイッテらの間で交渉が行われ,6月3日調印された。条約は秘密であったがその概要は早くより知られていた。期限は15年,しかし日露戦争に際してはこの密約は遵守されず,事実上自然解消した。