●ロシア正教会 ロシアせいきょうかい
NIS諸国 ロシア連邦 AD
ギリシア正教会中最大の自立教会。989年キエフ大公ウラディミル1世がキリスト教に改宗しギリシア正教をロシアの国教とした。これにより1448年までロシアはコンスタンティノープル大司教の管轄下に置かれ,キエフに首都大主教が任命され,モスクワ公国の興隆とともに1328年モスクワに移った。〈タタールの軛〉(13世紀〜15世紀末)のもとでは教会は恵まれた地位にあり修道院が発達。1589年モスクワ総司教区が設立されコンスタンティノープルから独立し東方教会の中心となる。1721年ピョートル大帝は教権抑圧のため総司教区制を廃止しシノド(聖務院)を設け,教会を国家の支配下に置いた。1917年ロシア革命後主教制が復活するが,革命政府の無神論運動により激しい迫害を受けた。第二次世界大戦では祖国防衛に貢献し再び活動を認められ,現在モスクワに総主教座が置かれさまざまな制約の下で活動している。