●六波羅蜜寺 ろくはらみつじ
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京都市東山区轆轤町にある真言宗智山派の寺。普陀落山普明院六波羅蜜寺と号し,西国33カ所第17番の札所。開基は空也(光勝)。951年(天暦5),悪疫が流行したとき,十一面観音像,梵天・帝釈・四天王像各1体をつくって攘災を祈った。この像はこの年,発願の金泥『大般若経』1部600巻完成にあたって963年(応和3),経供養が行われた際,洛東に建てられた堂に安置され,寺は西光寺と呼ばれたが,弟子中信にいたって堂宇を整え,六波羅蜜寺と改称された。毎日『法華経』を講じ,毎夜念仏三昧が修せられる道場となったが,わけても春3月〈四日八講を修し,結縁供花会〉と号し,僧俗男女・童子と日を分けて法会が行われたことを慶滋保胤が伝えている。寺はしばしば場所がら兵火を受け,そのつど修復され,1605年(慶長10),今の本堂が再建されている。初め天台宗に属し,真言宗に改まったのは足利義詮のときとも慶長のときともいう。本堂には康勝作の著名な空也像がある。また空也以来の由緒ある行事という正月の皇服会,8月の万燈会も著名。