●六勝寺 ろくしょうじ
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六勝寺とは,平安末期の院政期に白河天皇が自分の御願寺として1077年(承暦1)に建立された法勝寺を中心として,この寺の西に堀河天皇が1102年(康和4)に建立した尊勝寺,また東に鳥羽天皇によって1118年(元永1)に建てられた最勝寺,ならびに待賢門院璋子の発願により1128年(大治3)に建立された円勝寺,そしてまた崇徳天皇が1139年(保延5)に建立した成勝寺,さらに近衛天皇が1149年(久安5)に建立した延勝寺の「勝」の字を付した6カ寺をいうのである。そしてこれらの寺はすべて白河の周辺に集まっていて,最も広大なのは法勝寺で金堂・講堂・阿弥陀堂・五大堂・法華堂・南大門・鐘楼・経蔵・廻廊・僧房・九重塔・薬師堂・八角円堂・曼荼羅堂・小塔院などを備えた規模の大きい伽藍であったのである。そこでは法勝寺大乗会・御八講などの大法会がしばしば営まれたのである。〔参考文献〕平岡定海『日本寺院史の研究』1981,吉川弘文館