●労働者自主管理 ろうどうしゃじしゅかんり
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労働者による生産の自主管理,広く運営を含めていうこともある。資本主義社会のもとでは,経営主体と労働者の利害は対立関係にあるので,その意義も労働者の立場から資本家に対する戦略戦術である。社会主義社会では,国家経済の労働者による計画的運営をめざして制度化されていて,思想も課題もあい反している。ロシア革命の影響を受けて,第一次世界大戦後のヨーロッパの労働運動のうちに,労働者自主管理の形態が見受けられるが,最も顕著には,第二次世界大戦後のユーゴスラヴィアにおいてである。企業の管理運営を労働者の職能として権利・義務づけ,労働者評議会を誕生させ自主管理の法制化を行い,自主管理型社会主義へと定着した。資本に対する労働者の戦略戦術としての自主管理は,逆に労働意欲の発揚を促して,資本への協力につながりかねない問題を含み,今後の課題とされる。