●労働時間 ろうどうじかん
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労働者が労働に従事する時間のこと。始業時から終業時までの拘束時間から休憩時間を除いた実労働時間を普通さす。資本主義社会の労働時間は,産業革命期には,14〜15時間にもおよんでいたが,労働や保全の必要,労働者の闘争の結果,法規制がすすみ,欧米諸国では19世紀末に10時間,20世紀初めに8時間労働制が確立し,今日では立法・労働協約によって週40時間労働制が普及している。これに対し,わが国の労働時間の規制は遅れがちで,戦前には明治末の工場法が11時間労働制(のちに10時間制に改正)を定めたにとどまり,8時間制は戦後の労働基準法の制定(1947)をまたねばならなかった。そして今日,8時間制は欧米諸国の水準に著しく劣るものとなっている。加えて実労働時間も,男子に残業を無制限に認める法の不備もあって,年間実労働時間をとると200時間ほど,欧米諸国に比し長い。労働者の保護,雇用機会の拡大のため短縮が必要である。