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●労働価値説 ろうどうかちせつ

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 経済学で商品の価値を,一定の商品のうちに含まれている社会的必要労働の量によって規定する学説。この説は,資本主義的生産様式のもとでの商品を取り上げてその価値を分析するが,スミスとリカードにより体系づけられ,マルクスによって集大成された。すなわち,スミスとリカードの説く,ある商品の価値はその生産に必要な労働によって決定され,あるいは生産費に等しいとする論を認めながらも,マルクスはこれらを古典派経済学の袋小路だとして,その著『経済学批判』と『資本論』において批判し,発展させた。そこでは,労働の価値のかわりに労働力の価値を取り上げて,労働と労働力とをはっきり区別している。さらに,資本主義社会における商品としての労働力の特殊性を,消費された労働量と一致する価値量を商品に付加するとはかぎらず,逆に,費やされた価値よりも大きな価値を生産する源泉であり,増大するものとしている。