●ロイド=ジョージ
ヨーロッパ 英国 AD1863 ハノーヴァー・ウィンザー朝
1863〜1945 イギリスの政治家。弁護士から自由党下院議員(1890〜)。南ア戦争反対演説で気を吐く。1905年入閣。アスキス内閣で蔵相となり,富裕者に増税を集中する「画期的予算案」を上程,上院で否決されると,翌年議会解散に訴えてこれを成立させ,1911年,上院の権能削減を盛った議院法を通した。また同年,国民保険法(健康保険・失業保険)を成立させ,社会保障制度の礎をおく。第一次世界大戦下では,1915年,アスキス連立内閣軍需相に転じ,戦時増産経済への切り替えに成功,1916年,陸相になったが,戦争指導に関しアスキスと対立,自ら連立内閣を組み,国民を鼓舞激励して大戦を乗り切った。全権として講和会議をリード,ウィルソン・クレマンソーとともにヴェルサイユ条約をまとめた。戦後不況の長期化で労働・社会問題が続出,1922年,内閣は倒壊した。以後労働党の進出に対抗できなかった。1945年伯爵。