●蓮如忌 れんにょき
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蓮如(1415〜1499)は真宗本願寺第8世の中興の祖であるが,北陸の吉崎で布教し,一向一揆を組織した。現在北陸には蓮如の関与した寺が多く,彼の死した1499年(明応8)の3月25日に法要がいとなまれる。ほかの地区の真宗寺院も同様であるが,この旧暦3月25日(新暦で4月25日に行うところが多い)を蓮如忌という。北陸ではこの日を「れんにょさん」「れんぎょさん」「ぎょき」などと称し,4月22日から29日にかけて法要がつづく。とくに金沢では郊外の卯辰山や大乗寺山へ行き,ござをもって登り,酒宴を開いて1日を楽しく過ごす風習がある。一方,近辺にはこの日を「れんにょさん」の山遊びとすることから,この時期の山遊び行事との習合が論じられている。蓮如がこのように民間に親しまれるようになったのは『蓮如上人縁起』などの伝説が成立し,蓮如を観音の化身などとみなして神格化するにいたった江戸中期以降とみられる。