●レールモントフ
NIS諸国 ロシア連邦 AD1814 ロシア帝国
1814〜1841 ロシアの詩人。早くから内外の文学を渉猟,バイロンらに傾倒,1832年,大学中退ころまでに全400編のうち『天使』など約300を書く。その後近衛士官学校をへて軍務につくが,『帆』などの抒情詩,劇詩『仮面舞踏会』などを執筆。1837年プーシキンの死を悼む詩『詩人の死』を書き一躍名声を獲得,だがそのために追放,1年弱で帰京した。1840年,決闘でコーカサスへまた追放,1841年,再度の決闘で落命した。このころに全盛期を迎え,『佗しく悲しい』『黒雲』『一人僕は道へ出る』などの多数の珠玉の抒情詩,有名な叙事詩『商人カラーシニコフの歌』『ボロジノ』,叙事詩の傑作,自由な天地への憧れを歌う『ムツィリ』,世を憎悪する悪魔が愛のなかで孤独を癒そうとする『悪魔』,不満と憂鬱のはけ口を恋愛に求め女性を不幸にする長編の傑作『現代の英雄』などを執筆した。彼は反動の時代に反逆と憂鬱を歌い,人間の暗黒面を描き,その詩は著しくロマン主義的であったがしだいに写実的になり,プーシキンの批判的リアリズム文学の伝統を受け継ぎ発展させた。
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