●レマルク
ヨーロッパ ドイツ連邦共和国 AD1898 ドイツ帝国
1898〜1970 ドイツの小説家。1916年,師範学校在学中,第一次世界大戦に従軍,何度か死線をさまよう。敗戦後,教員・新聞記者となる。1929年,戦争体験をふまえ『西部戦線異常なし(Im Westen Nichts Neues)』を発表。未曽有のセンセーションをまきおこし,以後,戦争文学を代表する作家の一人となった。戦争という非人間的な現実を事実に即して冷静に描いたこの作品は,新即物主義を代表する作品である。ナチス政権成立以降,迫害を受け,1932年,スイスに逃れ,1933年には国籍を剥奪され焚書処分を受けた。1937年,アメリカに亡命,第二次世界大戦後パリを舞台に亡命者の薄幸な運命を劇的に描いた長篇小説『凱旋門』(1946)を発表,再び世界的声望を博した。1954年第二次世界大戦下の東部戦線を背景に,戦争の巷で人間性への信頼を維持することが如何に困難であるかをテーマにした『愛するときと死するとき』を発表した。彼の作品の特色はその大衆性にあり,各国語に翻訳され,映画化されてもいる。そのほかの作品に『帰還への道』(1931),『3人の戦友』(1937),『汝の隣人を愛せ』(1941),『生命の火花』(1952)など。
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