●レセップス
ヨーロッパ フランス共和国 AD1805 第一帝政
1805〜1894 スエズ運河の完成者。フランス人。外交官として出発したが,1849年,ローマ大使を最後として引退した。在任中からスエズ地峡に運河を設けることを考えていたが,外交官として知ったエジプト総督サイード=パシャからその許可を1854年に得,それに消極的であったトルコのスルタンをも説得,1858年には,資本金2億フランのスエズ運河会社を設立した。1859年4月より工事を開始したが,当初に予想したよりも順調に進み,1869年にこれを完成させた。全長は約160km。これに自信をえたレセップスは中米のパナマ地峡に大西洋と太平洋を結ぶ運河を計画し,フランス=パナマ運河会社を設立,1878年にその建設権を得て,1881年から着工した。しかし,水位の差が大きく,黄熱病などが労働者のあいだに流行し,難行したことによる資金不足などが重なり,途中で断念した(パナマ運河は1914年,アメリカの手で完成)。のち疑獄事件に連座し,死んだ。
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