●歴史言語学 れきしげんごがく
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史的言語学,通時言語学ともいい,言語学の重要な研究方法の一つ。言語学は大別すれば共時言語学と歴史(通時)言語学に分かれる。共時言語学とは,一時代の一言語もしくは諸言語の研究によって,言語の構造や体系を明らかにしようとするものであるが,それに対して歴史言語学は,一言語もしくは一言語群の通時的研究によって,言語の歴史的変遷を明らかにしようとする。19世紀のヨーロッパではギリシア語,ラテン語,ドイツ語などのヨーロッパ諸語とサンスクリット語の比較研究からインド=ヨーロッパ祖語の存在が確立され,また「グリムの法則」で知られる音韻交替の規則性が明らかにされたが,このような比較言語学は歴史言語学において重要な役割を果たす。ある言語の個々の単語の形や意味の歴史的変遷を研究する語源学も歴史言語学の一分野であり,方言学も言語の歴史的変遷に重要な示唆を与える。