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●歴史学派 れきしがくは

ヨーロッパ ドイツ連邦共和国 AD 

 19世紀中期から20世紀初期にかけ,ドイツに生まれた経済学上の一学派。旧新2派に分けられ,旧歴史学派にはリストを先駆者としてロッシャー,クニース,ヒルデブラントらが属し,新歴史学派にはシュモラーブレンターノ,ワーグナーが属する。歴史学派は古典学派に対するが,その思想は全体として,それまでの利己中心の人間観に対して人間の倫理性を強調し,個人は有機的に統一された国民として存在するのであるから,社会現象の全体的把握が必要と主張し,古典学派の個人主義・世界主義に対して国民主義の立場をとった。また,自然法的な法則観に対して,経済法則の歴史性・相対性を主張し,国民経済は自然的な不変なものではなく,時代とともに歴史的に発展するのであり,経済学はこの国民経済の発展の法則を明らかにするものと主張した。ウェーバーの死により歴史学派の学問的立場は崩壊した。