●レギオモンタヌス
ヨーロッパ ドイツ連邦共和国 AD1436
1436〜1476 ドイツの天文学者。本名はヨハン=ミュラー,生地のラテン名からレギオモンタヌスと呼ばれた。プトレマイオスの宇宙論を奉じたヨーロッパ中世の天文学を代表する学者である。プトレマイオスの天文学書『アルマゲスト』の翻訳を改訂・修正した。地動説には反対し,地球が自転するなら建物は倒壊するはずであると主張,地動説反対論に強力な武器を与えた。しかし一方で精密な天体観側を行い,惑星の運動表を作成,この表はその後,ヨーロッパ人による地理上の発見の時代を迎えたとき,航海者たちに利用され,コロンブスもこの表を用いた。1472年には彗星を観測,凶事の兆候として迷信的に恐れられていた彗星を,はじめて科学的研究の対象とした。1475年には教皇の要請で,当時,実際の天体の運行と合致しなくなっていたユリウス暦の改訂に着手,しかし翌年彼が死亡したために,1582年のグレゴリウス暦まで,暦法は改正されなかった。