●レオーノフ
AD1899
1899〜 ソヴィエトの作家。新聞記者をしながら詩などを書き,1922年,短編『ブルイガ』でデビュー,諸短編・中編をへて,1924年,敵味方に分かれて戦う兄弟らを描いた長編『穴熊』で文名を馳せた。1927年,ネップ時代,元赤軍の指揮官が泥棒の頭になるという優れた長編『泥棒』の執筆,以後工業化を主題にした『ソーチ』(1930),『スクタレフスキー』(1932),長編『大洋への道』(1935),戦後1953年には無秩序な森林の伐採に反対して闘う父と娘を描いた長編ソヴィエト文学の代表傑作『ロシアの森』を発表,ほかの主要作品に中編『ヴェリコシェムスクの占領』,『えうげにあ・いわのぶな』,戯曲に有名な『襲来』(1942),『黄金の馬車』(1946)などがある。その文学はドストエフスキーの伝統を受け継ぎ,的確な心理描写,哲学的な深さ,テーマの社会性・今日性などを特徴とした。ソヴィエト文学を代表する作家で,アカデミー会員。スターリン賞など多数の賞を受賞している。