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●レオ1世 レオいっせい

ヨーロッパ イタリア共和国 AD400 西ローマ帝国

 400ごろ〜461 ローマ教皇(在位440〜461)大教皇の呼称。トスカナ生まれ。民族大移動の混乱期に教会の保護につとめ,ローマ司教と教皇の権威を高めた。旧西ローマ帝国領を支配するゲルマン人ヘの伝道につとめたローマ教会は,やがて西方教会を代表するようになる。レオ1世は,ローマ司教をキリストの第1使徒ペテロの後継者と主張,西欧の全司教の上に立つ最高権威と位置づけた。また東方のエウテュケス主義などの異端を反駁,451年,カルケドン宗教会議ではキリストの〈神人二性一人格〉を主張して正統信仰を擁護した。外交的には,452年,イタリアに侵入したフン族の王アッティラと北イタリアのミンチョ河畔で会見し,ドナウ河まで後退させた。455年,ヴァンダル族のローマ攻略時にもゲイセリクス王を説得,ローマを救った。古典学芸・神学に明るく96の説教,173の書簡を残し,教会博士の異名がある。