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●黎利 れいり

アジア ベトナム社会主義共和国 AD1385 チャン朝

 1385〜1433 15世紀初頭ヴェトナムを占領していた明軍をうちやぶって独立を回復し黎(レ)朝をたてた人物。黎の太祖(在位1428〜33)。ヴェトナム中部タインホア省の藍山(ラムソン)の輔導(ほどう)の子として生まれ,1418年(永楽16)に明の支配に抵抗する蜂起をおこし平定王と名乗った。この蜂起は通常藍山起義と呼ばれている。1424年(永楽22)まで蜂起軍はタインホアの山岳地帯で困難な戦いをしていたが,1425年(洪煕1),ゲアンに進出してから急速に発展し,各地の反明勢力を糾合して明軍を東関(ハノイ)を初めとするいくつかの城に孤立させた。そして1427年(宣徳2)には明の援軍を打ち破ったため,明軍はヴェトナムからの撤退を余儀なくされた。1428年,黎利は黎朝をたて国号を大越(ダイヴェト)国とした。在位中には,全国を五道にわけ,明経科と呼ばれる科挙試験制度を設け,さらには均田制を実施するなどして,中央集権的な国家体制の整備につとめた。