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●ルーン文字 ルーンもじ

ヨーロッパ ヨーロッパ AD 

 古代ゲルマン民族が,1世紀ごろから使っていた特殊なアルファベット文字。この文字の起源については,ギリシア文字から変形発達したという説やローマ字起源説などもあるが,イタリア北部の湖水地方の北エトルリアの文字に起源を求める説が有力である。“ルーン”とは(秘密)を意味し,魔除けや墓荒らし除け,その他の呪術的な意味あいで指輪や刀剣・槍・墓石などに彫り刻まれたほか,年代記や私文書にも使われた。最古のものは,8文字ずつ3組に分かれた24字からなる長短の直線形の文字である。東ヨーロッパのゴート族の移住とともに黒海からバルト海沿岸に広がり,最盛期を迎えた5〜6世紀にはイギリス・ドイツにも伝えられた。その後ルーン文字は時代と地域によって変化し,ノルウェー・スウェーデンでは15文字,イングランドでは28文字になった。北ヨーロッパでは15〜16世紀ごろまで使われていたが,キリスト教の普及とともにしだいに廃れていった。

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