●ルール
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【自然史】ルールのもつ機能は遊戯のなかのゲーム場面に観察される。子供の遊戯(ゲーム)場面においては緊張場面に約束(ルール)が取り交わされ遊びの進行過程において単純なものを複雑化してみたり複雑なものを単純化し整理するという力動的な機能を営みながらルールを組織化してゲームを維持している。すなわち,ルールは創られたり壊されたりしながら遊戯集団において社会的認容をへながら確立されていく。こうした原形は遊戯社会から競技社会へと進化発展をしていくことを示唆してくれる。【競技ルール】ルールはゲームにおいてプレーヤーに期待される行為規定であり,主要な機能はゲームの秩序を維持することにある。勝つという共有不可能なものを獲得するために争うことを前提としたゲームにおいて,ルールは一定の平等な条件を人為的に設定することによってプレーヤーの行動を標準化された行動様式に抽象化し,プレーヤー間の力の均衡とゲーム全体の秩序を維持する枠組みとして存在する。近代スポーツ組織の最も大きな所産はゲームにおける行為規定を見守る独自の準・法的制度を発達させたことである。その象徴的な要素が罰則規定であり,また,それを手段にしてプレーヤーの行動を監視する審判の役割を規定したことなどがこれにあたる。現代スポーツのルールは複雑化しルールがプレーヤーに対する外部からの支配=強制力を強化しているが,ルールづくりとルールの適用は矛盾関係にありこれらを克服した人間的なルールの価値追求が現代的視点からの課題でもある。現在スポーツに適用されているルールは,時間・空間・勝敗の決定の仕方,プレーの仕方,道具・服装・マナーなどに関してプレーヤーに期待される種々の行為規定によって構成されている。
〔参考文献〕今村・宮畑監修『新修体育大辞典』1976,不昧堂