●ルビコン川 ルビコンがわ
ヨーロッパ イタリア共和国 AD
イタリア半島の北部を流れアドリア海に注ぐ小さな川。現在はピザテッロあるいはフィウミチノと呼ばれている。古代ローマの共和政時代には,イタリアとガリア=キサルピナの境界であった。ローマ人は,軍隊を率いてルビコン川を渡ってイタリア側に入ることは,共和政の伝統に反することとして禁止されていた。しかし前49年,カエサルはポンペイウスとの対立が深まり,元老院がカエサルの召還を決議すると,〈サイは投げられた〉(ギリシアの喜劇詩人メナンドロスの詩の一節)と叫んで,軍隊とともにルビコン川を渡ったことは有名。