●ルノワール
ヨーロッパ フランス共和国 AD1841 七月王政
1841〜1919 中部フランスに生まれ,4歳のころ貧しかった裁縫師の両親とともにパリに移住,少年時代は家計の助けに陶器工場で陶器の上絵づけをした。この技術がのちの彼の作画技法に影響を及ぼしている。20歳のとき出入りしたアトリエで,モネ,シスレーらを知り印象派の一員となる。初期作品にはドラクロアの透明画法や,クールベの明確な形態感覚の影響がみられる。29歳ごろからピサロ・セザンヌらとも親交を結び,彼らと並ぶ印象主義者となり,「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」など人生の陽気な面を率直に描いたが生活は貧しかった。38歳のアルジェリア旅行,40〜41歳のイタリア旅行などが作風の転機となり,印象主義とアングル様式との総合をめざし変容する。年とともに西洋絵画の永遠のテーマ“裸体美”を黄・赤・緑などを駆使して追求し,“色の魔術師”といわれた。晩年には彫塑も試み「勝利のヴィーナス」などの佳作も残している。
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