●ルドルフ2世 ルドルフにせい
AD1552
1552〜1612 ハンガリー王(在位1572〜1608)・ボヘミア王(在位1575〜1612)・神聖ローマ皇帝(在位1576〜1612)。反宗教改革時代のハプスブルク家出身の皇帝。マクシミリアン2世の長子。スペインの宮廷でイエズス会の教育を受け,厳格なカトリック派。皇帝即位後父の宥和政策を捨ててプロテスタントへの迫害を許し,ドイツに反宗教改革を導入。学芸を愛し,自らも天文学・占星術・化学・錬金術などに凝り,ケプラーにも保護を与えた。しかし,政治は宮廷の重臣にまかせがちで,宗教問題の処理・政治的判断能力に欠けるところがあった。1608年ハンガリー反乱により,大公たちの意向にもとづき,ハンガリー王位,オーストリア・モラヴィア統治権を弟マティアスに譲った。ボヘミアでは信仰の自由を許したが(1609),ドイツ国内の新・旧両勢力間の対立激化をくいとめることはできず,三十年戦争勃発の原因をつくった。
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