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●ルソン島 ルソンとう

アジア フィリピン共和国 AD 

 フィリピン第1の大島で面積は約10万5,000平方kmに達する。中央部には平野がひろがるが,北部はシェラマドレ山脈や中央山脈からなる山岳地帯となり,南部は孤立的な火山や丘陵が不規則に点在する地形となっている。気候的には熱帯に属すが雨期・乾期の別は地域によって多様である。マニラ(人口144万人)やケソン(人口99万人)などの大都市が位置する中央の平野部がフィリピンの政治・経済の中心となっている一方で,北部の山岳地帯には多種多様な部族社会をみることができる。高度な棚田構築技術を示すイフガオ族や,フィリピンへの最初の渡来者たちの子孫であるとされるネグロイド系のアエタ族はとくに有名である。大都市圏では英語と国語であるピリピノ語(タガログ語)が用いられているが,部族社会はそれぞれ独自の言語を有している。宗教的には大多数がカトリックであるが,一部の部族の間には今なお精霊信仰が維持されている。