●ルソー
ヨーロッパ フランス共和国 AD1712 フランス王国
1712〜1778 フランスの思想家。ジュネーブの時計職人の子。16歳のときにジュネーブを出奔し,1742年にパリに出て文筆生活を始める。ディドロなどの啓蒙思想家と交わり,『百科全書』への寄稿をへてディジョンのアカデミーの懸賞当選論文「学問芸術論」(1750)により名声を博す。『人間不平等起源論』(1755)・『政治経済論』(1755)などを発表後,啓蒙思想家と対立し,また『新エロイーズ』(1761)・『社会契約論』(1762)・『エミール』(1762)などを出版するが当局の禁止・逮捕令により諸国を放浪し,晩年は『告白』(1766〜70)・『孤独な散歩者の夢想』(1778)を書いた。〈自然に帰れ〉をモットーに自然における人間の善性・良識・徳を主張して文明社会を批判,また社会契約にもとづく人民主権を提唱し,小ブル・農民の立場で急進的な民主主義を準備した。さらに感性を重視する思想はロマン主義の先駆者となる。
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