●ローズヴェルト,T.
北アメリカ アメリカ合衆国 AD1858
1858〜1919 マッキンレーの暗殺後,副大統領から昇格して第26代の大統領(在任1901〜09)となった人物。ニューヨーク出身でハーバード大学卒の名門であるが,当時の知識人や中産階級のあいだに広がっていた革新主義の政策を実施した。米西戦争では,海軍次官補であったが,義勇兵連隊「荒馬乗り」を率いてその名をはせた。労働者保護としてのトラスト“征伐”,私益のために土地を民間に払い下げることをやめ,国立公園用として天然資源保護につとめるなど,従来の自由放任政策を国民の利益のために是正する努力をした。外交政策では,力を背景とした「棍俸外交」を行った。1903年,独立後のキューバを保護国としたり,ドミニカ共和国への武力干渉・パナマ運河建設など,その政策はかなり強引であった。また,東アジアにおいて勢力均衡をはかるため,日露戦争終結の仲介をはかり,ポーツマス条約を主宰して,ノーベル平和賞を授けられた。