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●ルジューウ

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 シーア派で,イマームの“再臨”を意味し,ガイバと表裏をなす概念である。とくに十二イマーム派において“お隠れ”の状態にある12代目イマームが,世の終焉に救世主として来たり,公正と公平をもたらす結果,すべての信者が救済されると信じられている。こうして,正義のイマームの統治が確立される。いつイマームの再臨が起こるのか明確な期限の設定は行われていないが,彼の再臨の場所は,メッカであると信じられている。この地で,彼を信じるすべての者は救われ,逆に拒否する者は永遠に救いにあずかることはない。その後,再臨したイマームは,イラクのクーファとケルベラーで永遠の支配を行うと考えられている。ルジューウは,復活の前兆であり,新しい世界が開始される画期である。十二イマーム派信徒のあいだで,“再臨”のもつ意義は絶大であり,救済に対する期待感の極致である。同派が存在する究極の根拠が,この教義にあるといっても過言ではない。