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●ルシタニア号事件 ルシタニアごうじけん

ヨーロッパ 英国 AD1915 ハノーヴァー・ウィンザー朝

第一次世界大戦中の1915年(大正4)5月7日、イギリス船籍の北大西洋航路の大型客船ルシタニア号が、ドイツの潜水艦によって無警告のままに撃沈された事件。西部戦線の膠着化と連合国側による経済封鎖の結果、ジリ貧化を懸念したドイツは、連合国とくにイギリスの圧倒的に優勢な海軍力に対抗するために潜水艦作戦を採用した。他方、イギリスはその制海権からして当然中立諸国との貿易量を増大させ、それにともなって関係の密接化がすすみ、ルシタニア号も連合国側に向けた軍需品を積んでいた。この撃沈事件の際船員・乗客1,957人のうち1,192人が水死し、しかも中立国アメリカ人124名が犠牲者のなかに含まれていた。

 その結果アメリカ世論における反ドイツ感情が高まり、1917年2月ドイツの無制限潜水艦作戦の開始によって、数隻のアメリカ船が撃沈されたことを契機に、アメリカは同年4月6日連合国側に組して参戦した。