●ルイ1世 ルイいっせい
ヨーロッパ ヨーロッパ AD778
778〜840 フランク国王・西ローマ皇帝(在位814〜840)。独名ルートヴィヒ1世(Ludwig I)。カール1世(大帝)の第3子。父の存命中から共同統治者。信仰心が厚く,教会・修道院を保護して敬虔王と呼ばれたが,当時の困難な時代の君主に必要とされた政治的能力・性格に欠けていた。治世中,教会改革は進展したが,反面,現実世界を無視した国家の教会化の傾向が強まった。817年王国をロタール・ピピン・ルイ(ルートヴィヒ)の3子に分割,さらなる分国化を禁じた。829年第2妃の子シャルル(禿頭王)のために王国を再分割するにいたり,前子らとのあいだに内乱がおこった。833年戦いに敗れ一時廃位された。こうしてカロリング朝の統一は急速に崩壊にむかい,ルイ1世死後,遺領をめぐって争いを生じ,843年ヴェルダン条約で王国は三分された。