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●臨時政府 りんじせいふ

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【フランス】1848年の二月革命直後に組織された第二共和政の臨時政府,1870年9月普仏戦争の敗北のなかに組織された「国防政府」とも呼ばれる政府,1871年2月ボルドーに成立した国民議会の率いた第三共和政の臨時政府,1944年9月パリのドイツ占領からの解放後つくられた第四共和政の臨時政府がある。第二共和政の臨時政府は,ブルジョワ共和派・社会主義者の連合体で,六月事件カヴェニャックのもとでブルジョワ共和派単独政権となり,11月第二共和政憲法を公布した。「国防政府」はガンベッタの共和政宣言に始まり,トロシュ将軍を長としプロイセン軍のパリ包囲と戦ったが,1871年1月プロイセンと休戦協定を結び,総選挙の結果ボルドー国民議会が成立,チエールが行政長官となって終わった。第三共和政の臨時政府は,パリ=コミューンを鎮定,王党派勢力も強かったが,1871年8月チェールが第三共和政初代大統領に就任,ブルジョワ共和政を樹立した。第四共和政の臨時政府は,1944年ドイツ軍の占領下からのパリの解放後,ド=ゴール将軍の「自由フランス」政権と国内の「レジスタンス全国委員会」とにより組織され,戦争処理にあたり,1946年第四共和政憲法を成立させ,1947年1月第四共和政の正式発足とともに終わった。

【ロシア】1917年の二月革命から十月革命にいたるあいだに存続した政府。同年3月2日(露暦)リヴォフ公を首相として発足,主流は自由主義的ブルジョワと地主の代表であったが,社会革命党からケレンスキーも入閣した。労兵ソヴィエトとの二重政権という条件下で,5月立憲民主党ミリューコフ,十月党のグチコフが罷免され,自由主義者・社会主義者の連立政権が成立。七月事件によるボルシェヴィキ勢力弾圧をへて,ケレンスキーが首相となったが,8月末のコルニロフ将軍による軍部の反乱後,ソヴィエト内でボルシェヴィキ勢力が増大,十月革命により全権力をソヴィエトに奪われ,10月25日(露暦)倒壊した。