50音順    検 索

●リヨン

ヨーロッパ フランス共和国 AD 

 フランス南東部,ローヌ川・ソーヌ川の合流点に位置するフランス第3の都市。人口46万3,000人(1975)。前43年ソーヌ川西岸の丘陵に建設されたローマ植民都市ルグドゥヌムに起源をもつ。民族移動期にブルグント族の国が建てられ,のちクローヴィスに征服された。中世には司教区の中心となる。またイタリア・ドイツ方面への重要交通路にあるため,1420年に定期市が開かれるなど商業が発達し,市街も河岸にのびた。15世紀後半より絹工業が発展する。絹問屋商人は職工を雇っていたが,19世紀の職工の反乱以後近隣の農村に労働力が求められていった。地中海・アジアからの絹を集め,国際市場の主導権を握った。このようなことを背景にしてリヨン銀行など金融業が集中した。絹工業の伝統は,現在の化学・機械工業の発展を促した。市民は新しい宗教思想に敏感で,12世紀にはヴァルド派ができ,16世紀にルター派がむかえられ,ラブレーなどヒューマニストの活動があった。

01