●両シチリア王国 りょうシチリアおうこく
ヨーロッパ イタリア共和国 AD1816 サルデーニャ王国
1816〜60年まで存続したシチリア王国とナポリ王国からなる国家。ノルマン征服後,南イタリアとシチリアを含むシチリア王国が形成された(1130)が,シチリアの晩鐘事件で,シチリアへの諸権利を失ったアンジュ家はナポリ王となるが,この王も,またシチリア島で実際に権力を行使するようになったアラゴン王も,両者とも公務上は“シチリア王”を名乗った。そこで「灯台の向こう側の王」と「灯台のこちら側の王」と呼ぶ。1443年両方を再統一したアラゴンのアルフォンソが“灯台の此岸と彼岸のシチリア王”または,“両シチリア王”と呼ばれたのが起源。副王に分けたり,ナポリ王・シチリア王と呼んだりしていたが,1816年フェルディナンドが再びこの“両シチリア王”の名称を採用して,その王国のフェルディナンド1世とした。この王国は1860年まで存続した。